この建物はベルビルの片隅にあるありふれた古い

建物です。その建物の入り口に張られたフレート

には、この街の歴史を物語る事柄が書かれていま

した。1915年のある朝、この建物の入り口に女の

赤ちゃんが置き去りにされていました。その子は

この町で育ち、この町を愛し、この街と彼女の人

生を、その人生が尽きるまで歌い続けました。 

彼女の名は「エディト・ピアフ」。フランスの心

シャンソンの歌姫の数奇な運命はこの冷たい石畳

の上からはじまったのです。         

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